ABOUT

ドグマ96とは?

映像作家 中川究矢と俳優 川連廣明 主催の映画連作プロジェクト。

主なルール は1 日で撮影を終えること、斬新であること、不確定要素が多分にあること、etc...

毎回様々な監督が参加して作品が製作され、過去には劇場(UPLINK、名古屋シネマスコーレ、大阪プラネットプラス1)、映画祭(ゆうばり国際ファンタスティック映画祭 トロント新世代映画祭、したまちコメディ映画祭)などで上映されています。

そんなドグマ96が2015年の12月、5年ぶりに始動!6作品目となる今回のタイトルは「TEN GOODBYES」

テーマは「年末」。11人+1頭の監督によって製作された短編10作品によるアンソロジーをお届けいたします。


2015年から2016年へ

これから先の時代に振り返った時に一体 2015 年とはどういう一年だったのだろう? 安保法案の成立を巡ってデモが巨大化。SEALDs をはじめとする今まで政治にあまり参加すること のなかった世代が全国でデモに参加。紛糾する国会では与党が安保法案を強行採決。終戦 70 周年の 式典が広島・長崎をはじめ全国で行われる。渋谷区と世田谷区が全国に先駆けて性的マイノリティ の人たち向けにパートナーシップ証明書を発行開始。沖縄では普天間基地の辺野古への移設を巡り 政府側と沖縄県の対立が深刻化。慰安婦問題を巡る日韓合意。2020 年の東京オリンピックで新国立 競技場建設計画や大会エンブレムで問題が勃発。格差社会の拡大。etc...etc... そんな中僕らはそれらの問題に興味があったりなかったり、デモに参加するものもいたり興味がないものもいたり、SNS を更新し、食事し、歩行し、眠り、おならをこき、そして、恋をしたり、 別れたり、結婚したり、離婚したり、叫んだり、沈黙したり、誰かを愛したり、恨んだり、小さな 世界の中で大きな世界に対峙して生きている。

そう、2015 年とは小さな存在が大きな存在と対峙し続けた一年だったのではないだろうか?

2015 年の終わりから 2016 年の始まりにかけて 10 個の小さな物語が起こりすぐにさよならする。 その 10 個のつながりの映画「TEN GOODBYES」。これこそが 2015 年だ!という気持ちはさらさら ないけれど、良いものも嫌なものも全て受け止めて GOODBYE して明日へ行こう。 また新しい未来はすぐに始まっているのだから。


MUSIC by Tha Bullshit「Stakes」

SEALDsのUCDこと牛田悦正率いる生音HipHopバンド。

時代の最先端を行くデビューアルバム「First shit」から

リードチューンの「Stakes」が「TEN  GOODBYES」ED曲に。